こんにちは、なかまゆです。
今回は、全世界で2,500万人以上に読まれている世界的ベストセラー『チーズはどこへ消えた?』について解説していきます。
本書は心理学者スペンサー・ジョンソンが書いた94ページの物語で、たった1時間で読めて10年間役に立つと言われている、時間対効果最高の一冊です。
早速ですが、本書の結論をお伝えします。
変化を恐れるな。本当に恐れるべきは現状維持なんだ。
変化が大事なんてことは誰もが分かっていることかもしれませんが、頭でわかっていても、明日から思いっきり変化するために行動できるかというと、それはなかなか難しいものです。時代に合わせて自分を変化させていきたいと思っていても、心と体がついてこないこともあります。
そんな時に、『チーズはどこへ消えた?』は短い物語形式で優しく、そして力強く私たちの背中を押してくれるのです。この記事では、物語のあらすじをざっくりとご紹介し、それを踏まえながら、私たちがこの瞬間から変化するためにはどうすればいいのか、具体的なお話をさせていただきます。
物語のあらすじ
物語の登場人物は、ネズミキャラが2人と小人キャラが2人の計4人が迷路の中でチーズを探して暮らしているという話です。このチーズや迷路は比喩であり、チーズは私たちが人生で求めるもの、手に入れたいものを示しています。具体的にはお金、仕事での成功、愛情あふれる家庭などを象徴しています。そして迷路は、私たちが求めるものがある場所、存在する場所を意味しています。
キャラクター紹介
- ネズミキャラのスイフトとスカリー:この2人は頭があまり良くないですが、変化に敏感で即行動するタイプです。
- 小人キャラのヘムとホー:特にヘムは慎重派で、変化することを認めず恐れているキャラクターです。ホーは怯えながらも変化しなければならないことを分かっている主人公的存在です。
物語の展開
ネズミと小人たちは毎日、迷路でチーズを探していたところ、ある日「チーズステーションC」という大量のチーズがある場所を見つけました。4人は大喜びし、それから毎日、迷路を駆けずり回る必要がなくなりました。
しかし、しばらくするとネズミチームと小人チームの生活に違いが出てきます。小人チームはチーズステーションCにどっぷりハマり、毎日ゆっくり起きてチーズを食べ続ける生活を送ります。一方で、ネズミチームは変わらず早起きし、迷路の探索を続けていました。
ある日、チーズステーションCのチーズが突然なくなります。ネズミチームは予想していたので、すぐに次のチーズステーションを探しに行きますが、小人チームは驚きと悲しみで大騒ぎします。結局、ホーは新たなチーズを探しに迷路に旅立ち、ネズミたちと共に新しいチーズステーションNにたどり着くのですが、ヘムは古いチーズにしがみついたままで、どうなったかは不明です。
行動を起こすための3つのステップ
ここからは『チーズはどこへ消えた?』の内容を踏まえ、私たちが今すぐ変化の行動を起こすために大事なポイントを3つお伝えします。
1. 早すぎるタイミングがいい
物語のネズミチームのように、早すぎるぐらいのタイミングで動くことが理想です。先行者利益を得ることができ、メンタル的な負担も少なくなります。行動しないでいると無駄なことを考える時間だけが増えてしまうので、早めに一歩を踏み出しましょう。
2. 最高のパターンと最悪のパターンを考える
変化には恐怖がつきものですが、その恐怖に対処するために、成功した自分を思い描くことが大切です。また、最悪のパターンも考えておくと、実際に最悪の状況になったときでも挑戦し続けられるかを見極めることができます。
3. 今がベストなのかを自問する
大事な決断をする時には、自分にとって今がベストなのかを考えてみましょう。私も転職する際、この考え方が背中を押してくれました。現在の状況がベストではないと感じたら、新しい挑戦に踏み出すことも必要です。
まとめ
『チーズはどこへ消えた?』は、新しいチーズを探し続けるネズミチームと、古いチーズにしがみつく小人チームを対比させた物語を通して、変化を恐れず行動することの重要性を教えてくれる名著です。この記事で紹介した3つのポイントを参考に、新しいチーズを探しに行くきっかけになれば幸いです。
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