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ミームって一体何?バズる理由から注意点まで徹底解説!

SNSで話題の「ミーム」を理解して、マーケティングに活かそう!

こんにちは、なかまゆです。

最近、SNSやインターネット上で「ミーム」という言葉を見かけることが増えましたよね。

でも、「ミームって一体何?」「なぜあんなにバズるの?」「企業が活用しても大丈夫なの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、ミームの意味やバズる理由、注意点、さらには企業が活用するミームマーケティングについて、わかりやすく解説します。

この記事を読めば、ミームの基礎知識はもちろんビジネスや情報発信に役立つヒントが見つかるはずです!

1. ミーム(meme)とは?

ミームとは、インターネット上で拡散される、アイディア、行動、スタイル、またはその慣習を指す言葉です。

具体的には、面白い画像や動画、キャッチフレーズ、ジェスチャーなどが挙げられます。

これらのミームは、人から人へと模倣され、時には改変されながら広がりを見せます。

「まるで遺伝子が複製され、進化していくように、ミームもまたインターネット上で独自の進化を遂げていくのです。」ととある雑誌には紹介されていました!

インターネット上で拡散される慣習となれば、webマーターを目指す皆さんは知っておきたいですよね!

ミームの起源

ミームという言葉は、1976年にイギリスの進化生物学者リチャード・ドーキンスによって提唱されました。

彼の著書『利己的な遺伝子』の中で、文化的な情報が遺伝子のように自己複製し、進化していくという概念を説明するために用いられたのが始まりです。


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インターネットミーム、ネットミーム

インターネットの普及とともに、ミームはオンラインの世界で爆発的に広まりました。

画像や動画、テキストなどが、掲示板やSNSを通じて瞬く間に拡散され、世界中で共有されるようになりました。

このようなインターネット上で拡散されるミームは、「インターネットミーム」または「ネットミーム」と呼ばれています。

ミームの特徴

ミームには、以下のような特徴があります。

  • 模倣性: ミームは、人々が模倣することで広がっていきます。
  • 変異性: ミームは、模倣される過程で少しずつ変化していくことがあります。
  • 拡散性: インターネットの普及により、ミームは瞬く間に世界中に拡散されます。
  • 文化的な影響力: ミームは、私たちの文化や価値観に影響を与えることがあります。

ミームは、単なる面白いコンテンツではなく、私たちのコミュニケーションや文化を形成する重要な要素と言えるでしょう。

2. 日本で流行りのミーム

日本では、独自の文化や背景を反映したミームが数多く存在します。

ここでは、日本で特に人気のあるミームの種類と具体例を紹介します。

アニメや漫画発のミーム

日本のアニメや漫画は、世界中で人気があり、そのセリフやキャラクターがミームとして頻繁に利用されています。

例えば、

  • 「だが断る」(ジョジョの奇妙な冒険):
    • 断固とした意思表示をしたいときに使われるミームです。
  • 「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!」(ジョジョの奇妙な冒険):
    • 驚きの感情を表現したいときに使われるミームです。
  • 「何…だと…?」(BLEACH):
    • 予想外の出来事に驚いたときに使われるミームです。

これらのミームは、アニメや漫画のファンだけでなく、多くの人々に親しまれています。

なかまゆ

ネット検索するとたくさん出てくるので、見たことあるかも😆

インパクトのある音楽動画

キャッチーなメロディや印象的な歌詞、思わず真似したくなるダンスなどが特徴の音楽動画も、ミームとして人気があります。

例えば、

  • 「ゴルファンタジスタ構文」: デュエル・マスターズのCMソングから生まれたミームです。
  • 「パモさん構文」: ゲーム実況者「ジャック・オ・蘭たん」の動画から生まれたミームです。 [画像:パモさん構文のミーム]
  • 「強風オールバック」: ゆこぴ氏の楽曲で、中毒性のあるメロディと歌詞が特徴です。 [画像:強風オールバックのミーム]

これらの音楽ミームは、TikTokやYouTube Shortsなどのショート動画プラットフォームで特に人気があります。

再燃する過去のミーム

過去に流行したミームが、時を経て再び脚光を浴びることもあります。

例えば、

  • 「吉野家コピペ」: 2001年に流行した文章が、2018年にソフトバンクのキャンペーンをきっかけに再ブームとなりました。
  • 「ムスカ大佐」: 映画「天空の城ラピュタ」のムスカ大佐のセリフやシーンが、様々な場面でミームとして使われています。

これらのミームは、一度は見たことがあるという方も多いのではないでしょうか?

その他のミーム

  • 「宇宙猫」: 驚いた表情の猫の画像に、宇宙の背景が合成されたミームです。
  • 「5000兆円欲しい!」: 大きな文字で「5000兆円欲しい!」と書かれた画像のミームです。
  • 「ひき肉」: 中学生YouTuberグループ「ちょんまげ小僧」のメンバーの1人。独特の挨拶がミーム化しました。
  • 「塩振りおじさん」: トルコのシェフ、ヌスレット・ギョクチェ氏の塩を振る姿がミーム化しました。

これらのミームは、そのインパクトや面白さから、多くの人々の記憶に残っています。

3. ミームの関連用語と注意点

ミームの世界は奥深く、関連用語もたくさんあります。

ここでは、特に知っておきたい3つの関連用語と、ミームを活用する際の注意点について解説します。

ミーム汚染

ミーム汚染とは、ミーム画像や動画の影響によって、元ネタへの認識が本来の意味とは異なるものになってしまう現象です。

例えば、感動的なシーンが面白いミームに改変された場合、元々の感動が薄れてしまうことがあります。

また、特定の人物や出来事がミーム化することで、その人や出来事に対するイメージが固定化されてしまうこともあります。

ミーム汚染は、必ずしも悪いことではありませんが、元ネタの価値を損なう可能性があることは認識しておきましょう。

ミーム株

ミーム株とは、インターネット上で話題になったことをきっかけに、株価が急騰する銘柄のことです。

SNSやオンラインコミュニティで情報が拡散され、多くの個人投資家が殺到することで、株価が短期間で大きく上昇します。

しかし、ミーム株は、業績や将来性に基づいた投資ではなく、感情的な要因で価格が変動するため、非常にリスクが高い投資対象です。

安易に飛びつくことは避け、慎重に判断するようにしましょう。

ミームコイン

ミームコインとは、インターネットミームやジョークをモチーフにした仮想通貨のことです。

代表的なミームコインには、柴犬をモチーフにしたドージコインや、カエルのキャラクターをモチーフにしたペペコインなどがあります。

ミームコインは、その人気によって価格が大きく変動するため、投機的な側面が強い投資対象です。

投資する際は、十分な情報収集を行い、リスクを理解した上で慎重に判断しましょう。

ミームを活用する際の注意点

ミームは、情報発信やマーケティングにおいて強力なツールとなり得ますが、利用する際には以下の点に注意が必要です。

  • 著作権侵害:
    • 他人の著作物を無断で使用すると、著作権侵害になる可能性があります。
    • 引用する場合は、引用元を明記し、引用範囲を適切に設定しましょう。
    • 特に、画像や動画のミームは、著作権侵害のリスクが高いため注意が必要です。
  • 不適切なコンテンツ:
    • 差別的、暴力的な、または不快感を与える可能性のあるコンテンツは避けましょう。
    • 炎上やブランドイメージの低下に繋がる可能性があります。
  • 情報の正確性:
    • ミームは、情報の正確性が保証されているわけではありません。
    • ミームを鵜呑みにせず、必ず情報の真偽を確認しましょう。

4. ミームマーケティングとは?企業の成功事例

ミームマーケティングとは、インターネットミームを活用したマーケティング手法です。

人気のあるミームを自社の製品やサービスのプロモーションに活用することで、消費者の関心を集め、ブランド認知度を高めることを目的としています。

ミームマーケティングの種類と企業の成功事例

ミームマーケティングには、大きく分けて2つの種類があります。

  1. 便乗型: すでに流行しているミームに便乗して、自社の製品やサービスをアピールする方法です。
    • 事例:大塚製薬「ファイブミニ」 [画像:ファイブミニのロゴ] TikTokで流行したダンス動画に便乗し、若年層への認知度を向上させました。ファイブミニは、もともと30代~50代をメインターゲットとしていましたが、TikTokでのミームマーケティングによって10代~20代にも広く知られるようになりました。その結果、コンビニでの販売数が2倍になるなど、大きな成果を上げました。
  2. オリジナル型: 自社でオリジナルのミームを作成し、拡散する方法です。
    • 事例:カネボウ化粧品「KATE」 [画像:KATE リップモンスター] マスクでも落ちにくいリップ「リップモンスター」を、インフルエンサーやSNSを通じて拡散し、大ヒット商品となりました。「ラスボス」「欲望の塊」など、ユニークな色名も話題となり、SNS上で多くのミームが生まれました。リップモンスターは、発売10ヶ月で累計出荷本数240万本を記録するなど、ミームマーケティングの成功事例として注目されています。

その他の事例

  • 日清食品「カップヌードル」: カップヌードルのCMソング「hungry?」をアレンジした動画がTikTokで流行しました。
  • 江崎グリコ「ポッキー」: ポッキーを使ったダンス動画がTikTokで流行しました。
  • シャープ: 公式Twitterアカウントで、自社の製品を使ったユーモラスな投稿を行い、話題を集めています。

これらの企業は、ミームマーケティングを効果的に活用することで、ブランドイメージの向上や商品の売上アップに成功しています。

まとめ:ミームを理解して、情報発信やマーケティングに活かそう!

今回は、ミームの意味や種類、関連用語、注意点、そしてミームマーケティングについて詳しく解説しました。

ミームは、インターネット上で拡散される文化的な情報であり、私たちのコミュニケーションや文化に大きな影響を与えています。

ミームマーケティングは、このミームの力を活用して、ブランド認知度を高めたり、商品やサービスの販売促進に繋げたりする手法です。

低コストで高い拡散性、UGC(ユーザー生成コンテンツ)の創出、親近感や共感の醸成、若年層へのアプローチなど、多くのメリットがあります。

しかし、ミームをマーケティングに活用する際は、著作権侵害や不適切なコンテンツ、情報の正確性などに注意する必要があります。

ミームを正しく理解し、適切に活用することで、あなたの情報発信やマーケティングは、より効果的かつ魅力的なものになるでしょう。

この記事が、ミームを理解し、活用するためのヒントになれば幸いです。

なかまゆ

調べて初めて知ったものや、知ってた!などいろいろありました
著作権に気をつけて有効活用してみましょう😀