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「1年で1億円を目指す!最短でおくり人になるための資産運用術」

こんにちは、なかまゆです。今回は、資産構築のコンサルタントとして活躍する戸塚真由子さんの著書「1年でおくり人になる」を徹底的に解説していきます。この本は、資産構築において短期間で1億円以上の資産を築くための具体的な方法を学べる一冊です。

戸塚真由子さんは、世界38カ国の大富豪100人以上と直接会い、3度の結婚と離婚を経験し、現在は資産構築のコンサルタントとして成功を収めています。その経験をもとに書かれたこの本は、誰もが持つ「お金持ちになりたい」という願望に応える内容となっており、できるだけ早く1億円以上の資産を築く方法を教えてくれるものです。

1億円を夢見て:資産構築の現実と課題

まず、「1億円」という金額は、ほとんどの人にとって夢のようなものです。しかし、現実問題として、ほとんどの人は一生を通じてこの金額を手にすることはできません。仮に毎月20万円をコツコツと貯金したとしても、1億円を貯めるには約40年が必要です。40年後にようやく1億円を手にしても、その頃には60歳を超え、体力や気力も衰えている可能性が高いでしょう。つまり、経済的な自由を手にするタイミングが遅すぎるのです。

戸塚さんは、できるだけ早い段階で経済的な自由を手に入れることの重要性を説いています。20代や30代で自由を手に入れることができれば、子育てに十分な時間を割くことができ、親の介護も他の人に任せることができます。また、マイホームのローンや家賃、車の維持費などの経済的な悩みからも解放されます。さらに、隣人トラブルやストレスフルな仕事から逃れるための選択肢も増えるのです。

お金があれば、離婚や仕事を辞めるなどの決断も自由にできるようになります。このように、戸塚さんは経済的自由がもたらすメリットを強調しています。そして、この本では、そんな自由をできるだけ早く手に入れるための具体的なステップが詳しく説明されています。

1億円の資産を築くための心構え:まずは「稼ぐ」という発想を捨てる

「1億円の資産を築くためにはどうすればいいのか?」という問いに対して、多くの人は「一生懸命働いてお金を稼ぐ」という答えを思い浮かべるでしょう。しかし、戸塚さんの本では、まずその「稼ぐ」という発想を捨てることが重要だとされています。

ほとんどの人は、仕事を頑張って長時間労働をし、休日出勤を繰り返し、資格を取って昇進を目指し、少しずつお金を貯めるという道を選びます。これは社会的には美徳とされていますが、実際にこの方法で1億円を手にするには40年もの時間がかかります。その間、体力も気力も消耗し、家族や自分自身のために使える時間も限られてしまいます。

一方、お金持ちになる人たちは、自分自身が一生懸命働くのではなく、まず「自分以外の何か」に働かせる方法を考えます。ここで言う「何か」とは、株、不動産、書籍、動画、音楽などの資産です。これらの資産は、自分が働かなくてもお金を稼いできてくれるものです。お金持ちになるためには、この「資産」をいかにして手に入れるかが重要になります。

お金持ちはお金を借りて資産を買う:良い借金と悪い借金

次に戸塚さんは、お金持ちはお金を借りて資産を買うことを提案しています。多くの人は「借金」と聞くと否定的なイメージを抱きますが、ここでは良い借金と悪い借金があると説明されています。

例えば、300万円の借金をして古い家を購入し、それを人に貸して家賃収入を得ることで、約6年で300万円以上の収益を上げることができます。これが良い借金の例です。借金をして資産を購入し、その資産が自分に代わってお金を稼いでくれる。このような借金は「良い借金」と呼ばれます。

一方、悪い借金は、自分の欲望を満たすためだけに借金をすることです。例えば、高級ブランド品や車、豪華な旅行などに使うための借金は、手元に残るものがないため、ただの消費で終わってしまいます。これが「悪い借金」の典型です。

戸塚さんは、資産を築くためには「良い借金」を積極的に活用すべきだと述べています。お金を借りて、資産を手に入れ、その資産がさらにお金を生み出すというサイクルを作ることが重要です。

法人を作り、資産を増やす:金融機関からの信用を得るために

戸塚さんは、資産構築の一環として法人を設立することを強く推奨しています。法人を設立することで、金融機関からの信用が高まり、銀行融資を受けやすくなります。また、法人を持つことで税制上のメリットも享受でき、節税が可能になります。

たとえ現在サラリーマンであっても、資産構築を目指すならば、資本金1円からでも法人を設立することができます。法人を持つことで、銀行からお金を借りる際の信用が増し、不動産投資などの資産購入が容易になります。また、法人を持つことで、事業に関連する経費を控除することができ、結果的に手元に残るお金が増えるのです。

さらに、法人を持つことで、マネーリテラシーが向上します。金融機関との取引や、税務申告、経費処理などを通じて、お金に関する知識が深まります。これは、将来的により大きな資産を築くための重要なステップとなるでしょう。

投資先は株ではなく不動産:安定した収益を得るために

次に、戸塚さんは資産を築くための投資先として、不動産を強く推奨しています。特に、中古の低所得者向けの古いアパートを一棟購入することが効果的だと述べています。

不動産は、株式や仮想通貨と比べて不況に強く、安定した収益をもたらす資産です。例えば、家賃が5万円と決まっていれば、たとえ経済が不況に陥っても、その家賃は変わることはありません。一方、株や仮想通貨は市場の影響を受けやすく、一夜にして価値が大幅に減少するリスクがあります。

さらに、不動産投資にはインカムゲインの利点があります。毎月安定した家賃収入が得られるため、利回りが計算しやすく、将来の計画も立てやすくなります。また、銀行は不動産購入のための融資を行いやすいため、他の投資先と比べて資金調達が容易です。

このような理由から、戸塚さんはお金を借りて株ではなく、不動産に投資することを推奨しています。不動産は長期的に安定した収益をもたらし、資産を着実に増やすための最適な投資先なのです。

ビジネスを立ち上げるのではなく、不動産に投資する理由

ここで、戸塚さんは「お金を借りてビジネスを立ち上げてはいけない」と強調しています。なぜなら、ビジネスには向き不向きがあり、誰もが成功できるわけではないからです。ビジネスの世界は競争が激しく、成功するにはセンスや運が必要です。一方、不動産投資はセンスに頼らず、安定した収益を得ることができるため、初心者でも取り組みやすい分野です。

ビジネスの成功率は非常に低く、30年後に生き残っている企業はごくわずかです。一方、不動産投資は適切な物件を選ぶことさえできれば、比較的安定して収益を得ることができます。特に、中古の低所得者向けのアパートは、家賃収入が安定しているため、長期的な資産形成に向いています。

戸塚さんは、不動産投資を始める際にはまず1部屋から始めることを勧めています。少額の投資から始め、徐々に経験を積んでいくことで、大きなリスクを避けながら資産を増やすことが可能です。そして、経験を積んだ後に大きな物件に投資することで、さらに資産を拡大していくことができます。

中古の低所得者向けアパートを選ぶ理由とその利点

戸塚さんは、中古の低所得者向けのアパートを一棟買うことを推奨しています。その理由は、新築物件は値段が高く、リスクも高いためです。中古物件であれば、価格が抑えられる上に、リフォームを行うことで物件の価値を上げることができます。

特に、一棟買いすることで、空室リスクを分散できる点が大きなメリットです。例えば、1部屋のみを所有している場合、その部屋が空室になると収益がゼロになりますが、30部屋を所有していれば、数部屋が空いても大きな影響はありません。

また、中古のアパートは最初から入居者がいる場合が多いため、安定した収益が見込めます。さらに、リフォームを行うことで、物件の価値を上げ、家賃収入を増やすことも可能です。

戸塚さんは、まずは小さな物件から始め、経験を積んでから大きな物件に投資することを勧めています。これにより、リスクを最小限に抑えながら、着実に資産を増やしていくことができます。

中古の不動産は自分の足で探す:成功への第一歩

不動産投資を成功させるためには、物件選びが非常に重要です。戸塚さんは、良い物件を見つけるためには、自分の足で探すことが重要だと述べています。多くの人は、ネットや不動産業者に頼って物件を探そうとしますが、これでは良い物件を見つけることは難しいとされています。

不動産業者から紹介される物件は、往々にして利益率が低く、回収に時間がかかるものが多いです。また、ワンルームマンションの不動産投資は、ローンが通りやすいものの、割高な場合が多いです。戸塚さんは、こうした物件に飛びつくのではなく、自分で足を使って良い物件を見つけることが重要だと述べています。

具体的には、実際に物件を見に行き、現地で物件の状態や周辺環境を確認することが大切です。また、地元の情報に詳しい不動産業者や地元の住民から情報を収集することも効果的です。自分で探すことで、市場に出回っていない隠れた優良物件を見つけることができる可能性が高まります。

10年以上稼ぎ続けている人の情報に触れて行動する

資産構築において、正しい情報を得ることが成功への鍵となります。戸塚さんは、10年以上稼ぎ続けている人の情報に触れることが重要だと強調しています。10年以上稼ぎ続けている人は、経験と知識を持っており、安定した収益を上げるためのノウハウを持っています。

一方、最近お金持ちになったばかりの人から得られる情報は、経験が浅いため信頼性に欠ける場合があります。こうした情報に頼ると、時代の変化に対応できず、一時的な成功に終わる可能性があります。

そのため、信頼できる情報源を見つけることが重要です。具体的には、10年以上の実績を持つ不動産投資家や、成功しているビジネスパーソンの本を読むことを勧めています。Amazonなどで関連書籍を探し、自分の目標に合った情報を集めることが重要です。

さらに、正しい情報を得たら即行動に移すことが成功への近道です。情報を得るだけで満足せず、その情報を元に具体的な行動を起こすことが大切です。

お金の守り方:送り人になる道を阻む3つの天敵

資産を築くことができたとしても、それを守り続けることは別の挑戦です。戸塚さんは、送り人になる道を阻む3つの天敵として「詐欺師」「税金」「浪費」を挙げています。これらをうまく回避することが、お金持ちを維持するための鍵となります。

詐欺師の特徴と対策

まず、詐欺師はどこからともなく現れ、甘い言葉で近づいてきます。特に「儲かる理由が複雑」「年利20%を超える」「投資金額が安すぎる」といった特徴がある場合は要注意です。こうした特徴を持つ投資話には手を出さないことが重要です。

税金と浪費の管理

次に、税金の管理も重要です。サラリーマン時代は税金に対する意識が薄いかもしれませんが、法人を設立し不動産投資を始めると、税金の知識が不可欠となります。適切な税金対策を行わなければ、税務調査や倒産のリスクが高まります。

また、浪費も大敵です。お金を手に入れると、つい無駄遣いをしてしまいがちですが、資産を守るためには浪費を避け、手元に残るお金を増やしていくことが重要です。

まとめ:最短で1億円の資産を築くために

最後に、戸塚さんが提案する最短で1億円の資産を築く方法を振り返ってみましょう。

  1. 「稼ぐ」という発想を捨てる:資産を築くためには、自分自身が働くのではなく、資産に働かせることが重要です。
  2. お金を借りて資産を買う:借金を利用して資産を購入し、その資産が収益を生む仕組みを作ることが大切です。
  3. 法人を作って金融機関から信用を得る:法人を設立し、金融機関からの融資を受けることで、大きな資産を手に入れることが可能になります。
  4. 不動産に投資する:安定した収益を得るために、不動産投資を選び、中古の低所得者向けアパートを狙うことが効果的です。
  5. 10年以上の実績を持つ人の情報を活用する:信頼できる情報源から学び、それを元に即行動に移すことが成功の鍵です。

このように、1億円の資産を築くためには、従来の考え方や行動を変える必要があります。新しい発想と具体的な行動を組み合わせることで、最短で資産を築き、経済的自由を手に入れることができるでしょう。戸塚真由子さんの教えを実践し、あなたも1年で送り人になる道を歩んでみてはいかがでしょうか。